上方の大金持ちの息子として生まれた主人公世之介は七歳にして恋を知り、少年時代から腰元・姉妹・遊女・人妻などにたわむれ、恋文を送ったり交渉を持ったりする。
その後、勘当、放浪し、色道修業を重ね34歳になり父の死と遺産相続。
以後二十年間好色生活の後、60歳になって七人の友と好色丸なる船を設えなんとなんと、女護島に船出するという、浮世草子、好色本であるが、西鶴が小説に転じた最初の作品である、と高校の教科書に書いてあった。
長女の捨てようとしていた「新修国語総覧」をお気に入りの一冊として宝
[0回]
PR